建設業|インタビューメディア『プロフェッショナル』

株式会社成心建設

資本金の持ち逃げ等のアクシデントに見舞われながらも乗り越え、まるで家族のような組織作りに奔走する社長様にインタビュー!

古澤さん、本日は宜しくお願い申し上げます。

株式会社成心建設の古澤です。宜しくお願い致します。

早速ですが社名の由来を教えてください。

お世話になった前職の社長の名前の一文字「成」と私の2人の子供の名前につけている「心」を掛け合わせて成心建設にしました。

ほう。なぜ「成」と「心」という言葉にこだわられているのでしょうか?

私の好きな言葉が江戸時代の米沢藩主、上杉鷹山の「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」なんです。為せば成る(やればできる)、その心を持ってやっていくぞ、という意味を込めて成心建設と命名しました。もうこれしか選択肢はなかったですね。

深いですね!素敵な名前です!

世の中「自分にできるはずない」って思い込んでる人がほとんどだと思うんですよ。かくいう私も昔は人の上に立つような人間ではないと思っておりましたので。ただ「やろう」という気持ちがあれば自分にだってできる、やらないで終わるよりはやった方が絶対に良いと当時は思ってましたね。

勉強になります!古澤さんの開業のきっかけを教えていただきたいです。

会社員時代、私は毎日楽しく仕事をしていたのですが、職場の中に「会社に行きたくない」と言っている人が結構いらっしゃったんですね。わけを聞くと「相性の合わない嫌な上司と会いたくない」という理由が多かったんです。

ほう。

その時に、みんなが来やすくて楽しく仕事に取り組める会社って作れないのかなと思いました。自分のためというよりかは職人さんたちが過ごしやすい会社を作りたいなと思ったのが開業のきっかけですね。

なるほど!独立されてからどれくらい経ちますか?

1期目が終わって2期目がスタートしたところになります。

独立される時、不安はなかったんですか?

最初は不安しかありませんでした。ただ、自分にはできないんじゃないかと怖気付いているのが時間の無駄かなと思ってました。責任を負ってやっていくことが自分の責任なんだと自らを鼓舞して不安を乗り越えました。

この業界自体のご経験は結構長いのですか?

電気工事3年、土木工事を3年経験してきました。土木工事会社の面接の時には「ゆくゆくは独立するつもりなのでノウハウ盗ませてください」と啖呵を切ってました(笑)普通、いつか離れてしまう可能性の高い応募者なんて採用しないと思うのですが、社長さんが快く受け入れて採用してくださいました。

懐が大きい社長さんですね!どういう経緯でこの業界に入られたのでしょうか?

実家が車屋を営んでいたので高校では自動車整備の勉強をしていたのですが、建設業界で活躍している友人が周りに多かったこともあり、自分も作業着を着て建設業界で働いてみたいと思ったのがきっかけでした。高校卒業と共に入った会社がたまたま電気工事会社だったんです。

そうだったんですね!御社の業務内容を教えてください。

電気工事と土木工事を行っております。それらを一貫してできるのが太陽光業務になります。森を伐採、抜根して平な土地を作り、設計、太陽光パネルを設置して太陽光が発電できる状況を作ります。そこで電気工事を行い通電できるようにしています。これらがメインになりますが道路工事や家の外溝工事も行っております。

貴社の特徴や強みを教えてください。

太陽光の場合ですと土木も電気工事も一気通貫で自社施工できることですね。ありがたいことに元請けさんからも「やっぱり成心さんですね」と良くおっしゃっていただけております。

お仕事に対するこだわりはありますか?

スタッフの年齢が下は19歳、上は62歳まで幅広く在籍しているのですが、若いスタッフが現場に入るとお客様の心理的に正直少なからず不安になると思うんですね。ですが、その不安を凌駕するような仕事ぶりを見せつけたいと思って取り組んでおります。

そのギャップから高い評価をいただけそうですね。

若さは武器だと思っています。わからないことはわからないと正直に伝えると意外と可愛がっていただけたり知らないことを教えてくださることもあります。若くてもレスポンスの早さでしたりお客さんとなるべく接してコミュニケーションを取ることを大事にしております。

会社経営で苦労されたことはありますか?

資本金500万円で起業したのですが、工事で必要な500万円の資金を持ち逃げされてしまったときですね。

大事件ですね(汗)

はい。車も売ってお金を作ったりもしました。当時は会社にもいけないくらいしんどかったです。でも従業員が「必ずこのマイナスを仕事を頑張って取り返そう」と言ってくれて本当に支えられましたね。それから前だけ向いて後ろを向かないようにしています。

当時は死ぬほど大変だったと思いますが、ドラマのようなエピソードをお持ちの古澤さんが逆に羨ましいです。買ってでも経験したいストーリーですね。

それ以外にも営業や集客、経理も苦労しました。これまで作業員としてやってきて、こういった経営の部分は作業員からしたら見えないところだったので初めての連続でした。1年間でかなり揉まれましたし人として成長できたと思っています。

会社をやっていて嬉しかったことはありますか?

従業員が頑張ろうと声をかけてくれた時です。後はお客様から「ありがとう」と感謝していただけたときですね。そのようにおっしゃっていただけると次も頑張ろうと思えます。

今後の展望を教えてください。

会社の規模を対外的に大きくしていきたいとは思っております。ですが、今いるメンバーと本当に家族のような雰囲気で仕事を行っているので、このまま暖かい会社であり続けることを目標としていきたいです。

素敵ですね!

お金稼ぎをするために会社を始めたわけではないので、みんなが楽しく安心して働ける環境を作っていきたいです。みんなから親父と言ってもらえるような、みんなの父親のような心の拠り所になれればなと思っております。

最後に若者にメッセージをお願いいたします。

まず目標というゴール設定を行うこと。そしてハードルの高すぎる目標を立てずに自分の今持っている力を駆使して距離の短い目標をひとつひとつ達成していくことが大事だと思っています。長距離で見るよりも短距離で目標を決めてそこに辿り着く、そういったスタンスで突き進んでいった方がいいと思います。

古澤さん本日はお忙しいところ貴重なお時間をありがとうございました。

ありがとうございました!お困りのことがありましたら土木工事も電気工事も一気通貫で着工から受け渡しまで一律して行えますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

■会社名:株式会社成心建設
■代表取締役: 古澤俊樹
■所在地:茨城県稲敷市下太田669
■設立:R2年2月26日
■事業:一般土木工事・外構工事・舗装工事・解体工事・伐採工事・太陽光発電工事.etc